虫歯の予防は、歯が生える前から始まっています
赤ちゃんの口の中にはそろそろ虫歯の原因になるミュータンス菌などの悪玉菌が、おもちゃなどいろいろな所から口腔内に入り込み繁殖していきます。
そこに乳歯が生えていきます。
歯磨きもいやがって進まないと、あっという間に虫歯になりフッ素が塗れなくなります。
乳歯がある程度(ほとんど)生えてこないとフッ素を塗れないのと、虫歯の上から塗れないからです。この間に虫歯になってしまうと虫歯の上から塗ることはできないので、結果的に塗ることができなくなってしまいます。
フッ素を塗ってしまえば大丈夫という訳ではありませんが、虫歯のリスクは低減できます。
歯が生え出したらしっかりとケアをしましょう。
赤ちゃん用のブラシも有りますが、小さいうちは抵抗感もありトレーニング程度にしかならないかもしれません。
そんなときは清潔なガーゼで拭いておきましょう。多少嫌がりますが仕方ありません。
前歯なのでまだ磨きやすいと思います。
虫みがきトレーニング用歯ブラシ
子供がとにかくいやがる歯磨き。楽しく始められるようにする為には違和感をなくすことが重要になります。自分でかみかみ出来るおもちゃ、自分でマッサージできる道具と思ってもらいましょう。それにフッ素ジェルを塗ったりしても良いかもしれません。
ご注意!夜間の授乳
ここで一番注意したいのが夜間の授乳。
歯が生えてくる頃は離乳食も始まり、夜寝る時間も多くなってきます。
ついついお母さんも横になりながら授乳してしまうので、そのまま寝てしまうことが良くあります。
実はこの時が一番虫歯になり易いのです。
寝てしまうと唾液が循環しないので雑菌が繁殖しやすくなります。
その雑菌の出す酸が歯を溶かします。
それが常習的になると虫歯になります。
眠いし子供も嫌がると思いますが、お水を飲ませたりして、歯の裏側もしっかりとガーゼで拭いておきましょう。 前歯の裏側は要注意です。
蜂蜜に注意
ホットケーキなどを作った時についついかけてしまう蜂蜜。
しかし、一歳未満の子供には注意が必要です
自然界にはボツリヌス菌が存在しています。
蜂蜜の様に、何も殺菌処理していない物に紛れ込んでいることがあるので注意が必要です。
一歳位内の乳児はまだまだ腸内細菌が少ないので、乳児ボツリヌス症を引き起こす事があります。
切ない季節…
1才過ぎるとそろそろ断乳、卒乳する子供が出てくる頃。子供は飲みたくても飲めなく辛い。奥様としては、おっぱいはミルクを溜めてくるのに、飲ませることが出来なくて切ない。明るい子育ての中では、ちょっと悲しい時期です。
お父さんもその切ない気持ちをしっかりと理解して、子供に気持ちをおっぱいに行かせない工夫をしてみたいところです。
公園に連れ出して思いっきり遊ばせて、夜は疲れて離乳食を食べてぐっすり眠る。そんなことを繰り返していたら、子供も比較的あっさりと断乳できるかも知れません。一時的に夜泣きが酷くなる事もあって、連休を利用して断乳は行われることが多いそうです。お父さんとしては活躍するチャンスですね。