アクアシューター クルセイダー
CRUSADER
一見、ハズブロかバズビーの製品っぽいカラーリングにデザインの水鉄砲。
これはマルカさんが今年(2019)発売したモデルだ。
おまけにシリンジ式。
前方上部の丸いパーツは、Water Warriorsガルガンチュアを彷彿させる。
白というのはいい物で、男子でも女子でもさほど違和感が無く持て、少し白の入ったブルーも小学生では男女ともに人気の色だ。
特に女の子は幼稚園ではピンク一色だった子供も、小学生に上がるとパステルカラーに目覚め、ブルー系に走る傾向があります。うちのエージェントもまさにそれ。
シリンジ式というのも時代を感じさせます。
サイズ的には小学年1年から楽しめる大きさですが、表示には『8才以上』の表示があります。600ccのタンクで、射程距離は7~9mとの事。
トイザらスでもシリンジ式が大多数を占める時代になってきました。
特に今年(2019)からで一つの転換期でしょう。
気になったのはタンクの栓、ラジエーターのようなねじりタイプ締めて、真ん中に穴が空いてます。
湿度を逃がす為と考えられますが、水鉄砲を傾けると水がそこからこぼれ、正直『いる?』という感じがします。
しまう時に湿度を逃がしたいなら、栓をしなければ良いような気がしますけど、なくす人がいるので気を遣っているのかも知れません。
また外れない様にパーツで繋ぐとパーツが増えて、コストも手間も増える為かも知れません。
まあ、水鉄砲では良くある部分ではあるので値段を考えればそれほど気にしなくても良いでしょう。
気になる人はテープで止めると言う方法もあります。
それでは発射してみましょう。
大人が持つには少し小振りで、発射も楽に感じます。
軽く射出された水は、細く飛び、最後の方で分裂して着地。
水量は控えめ。距離は9mは楽にでます。
今度はエージェントMが射出、ん!
あれ、所長と同じかそれより良く飛んでる?!
エージェントMは小学生高学年ですが、この水鉄砲では大人と変わらない飛距離を出します。
元もと、シリンジ式は体力勝負の水鉄砲。
STREAM MACHINE TL-750などが顕著で、大人が飛ばせば15mても、エージェントM(小学生)なら6mちょっとと言うこともざらにあります。
これは、クルセイダーのシリンジと射出口の適正化によるモノと考えられます。
子供の少なめの力でも速度を出して飛ばせる水量を、シリンジと射出口で作り出している訳です。
なかなかの出来映え。
しかし、『勿体ない!』と思えなくない部分も…
エージェントMは中学年(最近小学生3,4年生をそう呼ぶそうです。
所長は古いので…昔無かった)時代からバーバリアンが大好きで使用していました。
しかしバーバリアンはタンク容量1000ccを超える水鉄砲なので重いのではと思っていたが、シリンジ式なので好きな分量の水を入れれば遊べます。
だから当時は少なめの800ccぐらいが好みだそうです。
今はフルタンクです。
そう、このクルセイダーもシリンジだからもう少し大きめのタンクでも良かったんじゃないのでしょうか?
それに『8+』の表示、ポンプ式のようにだんだんポンピングが重くなる訳でもないのに…
はっきり言って年長さんでも遊べそうです。
条件が8才以上、タンクは600ccとなると、この水鉄砲に適合した年齢、このタンク容量で満足して遊べるのは小学生2,3年から小柄な6年生ぐらいでしょうか。
結構、勿体ない気がします。
しかし、それはそれとして割り切ってシリンジと射出口を最適化したと言えなくもないので、あえてその豪快さを評価した方が良いのかも知れません。
マルカさんの水鉄砲は豊富ですから、製品構成も贅沢なんですね。
そうか、他の大きなタンクの水鉄砲にバージョンアップさせると言う狙いもあるのかも…
製品名 | 年齢 | 表示飛距離 | 給水量 |
クルセイダー | 8+ |
7〜10m |
600ml |
実際飛距離 | メーカー希望小売価格 | 値段(コーナン) | |
9.8m |
800円(税抜) |
定価650円前後 |