水鉄砲の種類、現在の流れと動向
水鉄砲にはいくつか種類があります。
最近脚光を浴びている連続給水型シリンジ(注射器)式。
昔からある竹筒の水鉄砲は、当研究所では単発型シリンジ式に入ります。
古典的な構造で一発しか撃てません。
しかし、その構造の単純さから壊れにくいため、連続して給水出来るタイプが、アメリカや日本の水鉄砲では最近はよく見られる様になりました。
当研究所で分類している連続給水型シリンジ式水鉄砲がそれです。
また部品成形がしやすく、強度のあるABS樹脂でほぼ本体全体を構成でき、冷却時収縮率の違うプラスチックを多数使用しなくても済むという『作り易さ』もあります。
有名なブランドではアメリカではNARF、Water Warriorsなどです。
アメリカではピストン式と分類されていることが多くあります。
当研究所では、加圧式のポンピングがピストン運動に似ていて解りにくくなる事もあるので、シリンジ式または連続給水型シリンジ式としています。
外見からはシリンジ部分が見えないので解りずらいのですが、引き金がダミーになっているので容易に区別がつきます。
注射器の様に水をシリンジで加圧した瞬間に水が出るので、引き金がいらないのです。
そして最近のシリンジ式水鉄砲は、とてもファッショナブルに出来ています。
ポンプ式の様に加圧に耐えられる耐圧タンクを装備しなくて良いので、デザインの幅も広がりました。
発射回数も複数回に分けてシリンジに水を補給することにより、ポンプ式と同じかそれ以上の回数を発射できます。
また加圧に耐えられるポンプ、タンクがいらない、引き金が無いことによる部品点数の減量化、故障が少ない事による高い顧客満足度など企業的にも見落とせない部分があります。
当研究所では大きく分けて次に分類しています。
- 単発型シリンジ式水鉄砲(竹ずつタイプ)
- 連続給水型シリンジ式水鉄砲(引き金ダミータイプ)
また昔から売られている、引き金を引いて打つタイプも人気
根強いファンがいるのがこの引き金式。
引き金を引いた力で水を絞り出す。
水を押し出すバルブ部分が小さく出来るのでデザイン性が高く、本体すべてをタンクにすることも出来ます。
また作りやすいので価格も安くでき、引き金の設計など小さな子供用のモデルも作りやすい。
百均などでよく見られます。
基本構造が壊れにくいのもいい。
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そして俄然人気の加圧式(ポンピング式)
水の入ったタンクを加圧してその圧力で、発射するので引き金を引いている時間は圧が下がるまで、または水が無くなるまで発射できます。
光線のように軌道が残るのでまるで、光線銃を発射している様な雰囲気も醸し出します。
しかし反面、ポンプやタンクにある程度の強度が求められます。
また、ポンプに繫がるパイプを引き金で物理的に挟んで水を止めているので、そのままの状態で長時間放置しておくとパイプがくっつき発射できなくなったり、空気を送り加圧しているポンプの機密性が落ち加圧できなくなったりします。
良く飛ぶ水鉄砲の引き金が重いのは、それだけ圧がかかっているのできつく締め付ける必要があるからです。
今年使った水鉄砲をまた来年使えるかというと、それなりの保存方法を求められます。
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