いろいろな水鉄砲 水鉄砲の分類

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横濱水鉄砲研究所式、水鉄砲の分類

なかなか最近の水鉄砲は様々な構造を持っていて解りにくいので、横濱水鉄砲研究所ではより解り易いように水鉄砲を分類しています。

『シリンジ式』は当初、当研究所ではどう呼ぼうか迷いました。連続給水型はその頃日本には非常に少なく、古くからある竹型の水鉄砲タイプしか思い浮かばなかったからです。
アメリカでは単発式や連続給水型水鉄砲も『ピストン式』などと呼ばれていますが、レバーを動かす動作が加圧式のピストン運動に似ていたので、当研究所では開設当初から誤解されないように『シリンジ式』と呼んでいます。基本構造的な中の部品ではなくて、外側の部品で呼んだのです。

水鉄砲分類図

加圧式水鉄砲

ポンピングで空気を給水タンクに備えて加圧、その圧力を利用して引き金を引いた時だけ水を発射する水鉄砲。国内ではアクアバスーガ ハリケーンアクアショット ムスタングアクアボンバー スプラッシュスパイダーなど多数あります。

特許切れのためか、2008年あたりから多数の会社が生産しています。この事がモデル数の増加、価格の低下に反映されて令和時代でも人気の水鉄砲になっています。

ピンチトリガー、分配型タンク逆流防止弁の故障が多いのが弱点ですが単発式型シリンジ式より簡単に、子供でも水をよく飛ばすことが出来ます。

今は様々な大きさの加圧式水鉄砲が発売されていますが、小さなタイプの加圧式水鉄砲はやたらとポンピングが多くて、使いにくいので注意が必要です。

タンク内から給水する塩ビ管は、モデルにより重りが付いているモデルと付いてないモデルがあります。付いている方が給水しやすいので便利です。ただしあまり小さなモデルは付いていません。

加圧式分解図

加圧式の中でも高級な弾性圧力室装備の水鉄砲

海外ではよく飛ぶモデルで有名なSuper Soaker CPS 4100や、モンスタークラス水鉄砲2つをくっつけたような乾燥重量4.5kgを超えるSuper Soaker Monster Xが過去にはありました。

それらは弾性圧力室(The Constant Pressure System, or CPS)と呼ばれる技術を組み込んだ加圧式水鉄砲です。2016年6月28日には特許が切れていますので、今後多数のモデルが出てくるのが期待されます。

弾性圧力室(パイプ)

この特許はイノベーターであるロニー・ジョンソンが取得した物で、弾性圧力室の種類としてゴム製の睾丸のような形や、ゴム製パイプの伸縮性を利用した物などを特許請求に入れています。

水鉄砲・圧力室スリーブ

しかし実際には、ゴム製パイプを使用したタイプは、円筒形のケースに入っていて、これは他のイノベーターであるアンドラーデ(Bruce M. D'Andrade)が特許を取っています。譲受人はLarami Ltdです。2000年1月11日特許取得ですが、有効期限は2016年6月28日までです。CPSの応用と言うことでしょうか?

最近はダイアフラムを搭載した(特許技術)新型モデルもWater Warriorsシリーズにはあります。

シリンジ式水鉄砲

令和に入り特に種類が多くなってきたのでこのシリンジ式水鉄砲です。

水鉄砲の本体内にシリンジや、それに似た機能を持った部品を使った水鉄砲でレーバーを動かす動作と同時に水を発射します。

単発式は昔ながらの竹水鉄砲などの形式が多くあります。
力次第では一番飛距離を出せるタイプの水鉄砲です。

また連続給水型は、給水タンクを装備しレバーを動かした時だけ発射できます。最近増えてきたタイプの水鉄砲です。

最近は故障の多い加圧式水鉄砲に変わって、Hasbro、Buzz Bee Toysなどで増えてきています。多くの場合、引き金が本体と一体成形になっていて見分けがつきます。

単発型シリンジ式水鉄砲ではウォーターポンプ TN。また、最近では国内あちこちで販売されているSTREAM MACHINEがあまりにも有名です。こちらは独立タイプで飛距離20m以上の70フィート(21.336m)をうたっている唯一の水鉄砲です。(水道に接続するタイプでは30mを唱うモデルもあります。水鉄砲と言うより放水銃に近いような…)

注目すべき点はSTREAM MACHINEの数タイプでも同じ飛距離をうたっている点です。テストしたいけど。体力次第?!

うちでも紹介したNerf Super Soaker フリーズファイヤー(Freezefire)やNerf Super Soaker Switch Shotなどが、連続給水型シリンジ式水鉄砲に当てはまります。

引き金式水鉄砲

小さなポンプが引き金と連動して動き、引き金の運動のみで発射する水鉄砲。昔からある、水鉄砲といえば最初にイメージするタイプです。

ベストセラーのアクアショット ミッチェルアクアショット カナードなど幼児向けの小さな水鉄砲が多くあります。

電動式水鉄砲

電気モーターを利用して、加圧やポンプを動かして水を発射する水鉄砲。日本での発売は極一部ですが、海外(特にアメリカ)では多くのモデルが長い間発売されています。

横濱水鉄砲研究所では、所長が『水鉄砲は人力で』と言う考えなのであえて紹介はしていません。単純に『電池代がもったいない』と言う思惑もありますが、大きなモーター音と、今ひとつ飛距離がでない事も判断の要素としてあります。

ショットガンタイプ水鉄砲

レバー操作やポンピングなどによって、その後の二次的な動作で単発発射する水鉄砲。ウォーターガンなどがあります。

いろいろと性能、構造で話題の『Super Soaker CPS Hydro Cannon』もこちらの仲間。ポンプで一生懸命加圧して、一発10m程の距離を一気に水の固まりで飛ばすショットガンタイプ。

詳しく分ければこの中でも加圧式、変形単発型シリンジ式など様々な方式によって分類できます。

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