「ichimai」07

 2011全日本ATV選手権第2戦Smokin Wheels第2ヒートでの写真。ここのコーナーはこのコースでかなりの難所、荒れた路面を浮き上がりながらの右コーナー。それだけにタイム差が開くポイントです。北田選手「ノレている」時の#8北田選手(チーム356)は、遠心力によりコーナー内側方向に傾斜するモーメントの重心軸に、しっかり体の重心が乗っています。そして、同時にマシンを地面に押しつけている。それにより腕で体を支える必然性が最小限になり、自由なハンドル操作が可能、限界のスピードまでコーナーを攻めることが出来るようです。

 また、上半身でハンドルを抱えるように脇をなるべく開かずに両肘が曲がっている事もポイントの様です。上半身を効率よく支えながらハンドルを操作しています。攻めている時は気持ちが5メーター先を走っている様で、バランスが崩れそうになるのを予感してアテていきます。(GNCC/スズキのCHRIS M BORICHとよく似ている)この走りでトップタイムを叩き出し、一時2位を走る#9楢山選手(スズキATVクラブ)に差を広げていきましたが、終盤力尽きてヒート1に続き2位でゴール。それでも久々に北田選手のすさまじい走りを堪能できました。

2011Guam Smokin Wheelsにて